演技力で見せてくれた！隠れた名ドラマ「家族ノカタチ」
香取慎吾さん＆上野樹理さん主演の「家族ノカタチ」をオススメします。
このドラマはタイトルにある通り家族というものについて考えさせられるドラマでした。
私にとって、香取慎吾さんのちょっとぶっきらぼうな演技がとても魅力的で、香取さんが演じる大介は、
本当はどういうふうに思い何を感じているのかと、言葉の厚みや声や動きに非常に注目して見ていました。
同じように大介に対してはぶっきらぼうで素直ではない上野さん演じる葉菜子も、自分の辛い過去を持ちながらも、二人が少しずつ距離を縮めていく様子は、
二人の恋を応援する気持ちというよりも、二人には二人で幸せに生きていってほしいという願いで見守っていました。
最初は一人の時間を愛し楽しむことを望んでいた大介。
今の時代を象徴するかのような主人公だと思います。
そこから家族が一人一人と集まりバラバラだったものがじょじょに一つの輪になっていく。
ご近所づき合いもしなかった大介が、勝手に家に上がり込んだ父親のおかげでどんどんと周りから人が集まっていく。
そこには葉菜子の姿も。
迷惑がりながらも、回を追うごとに大介の表情も穏やかに変わっていく。
それでも素直に表現しきない大介に訪れる父親の死に、大介の本音が漏れる。
大介の悲しみを受け止めて一緒にいる葉菜子の姿にただただ号泣しました。
このドラマは日常的な風景が多いのですが、日常的なものだからこそ、
細かなセリフの言い方だったり目線等、役者さんの技量が試されるものばかりだったと思います。
私はそこに一番心を打たれてしまいました。
ぶっきらぼうの中に必死に愛を伝える大介、自分の悲しみの中にある芯の強さで生きている葉菜子。
その部分がダイレクトに伝わったのは、香取さん上野さんの演技力があってこそ。
もちろんストーリーも見させるものだったので、毎週楽しみに見ていました。
派手で面白いもののなかに、しっかり作り込まれている作品があるとつい見入ってしまいます。
最近近所のツタヤでレンタルを開始したということで、もう一度一話からじっくり見たいと思います。
この作品は本当にオススメです！大切な人と見てほしいです。
最近のもの、となるとサードシーズンが始まったコードブルーですかね。
こちらのサイトで過去のシーズンも含めて無料で見る方法が載っていましたので見てみてください。
